アラン氏からのメール
本日、先週プレゼン資料を添付して出したアラン氏への自分の研究の方針に対するメールの返事が返ってきました。
彼曰く
I think there is a misunderstanding about Squeak Etoys.
・・・というわけで、振り出しに戻りそうな勢いでした。
彼曰く、eToysはFlashのような創作活動をする為のものではなく、それを通じて物理や数学、そしてコンピュータのメカニズムを学習することを旨としたものである。よって、いろいろ便利なブラックボックスのようなツールを作るのは好ましくないとのことです。
また、アニメーションは比較的簡単なコードなので、それを簡略化せずむしろそのやり方を教えることで、その応用としてデータ構造のアクセスなどを学ばせることが出来るなどとも書かれていました。
そして、最後に、「どうにも日本のSqueak教育はアニメに偏りがちで数学・物理はおろそかにしてる」ということで
1.子供たちがよりアニメーションに適したシステムへ初歩的なアニメーションのスクリプトが書けるように手助けする方法を考える(12-15才くらいの子供向け)
2.より数学・科学・コンピュータの学習をしやすくなるようなプロジェクトを考案する
のいずれかをやったらいいのではと薦められました。
で、最後に
The path that is not a very good idea (at least within our own research goals) would be to make a bunch of productivity tools for children. We want them to do and understand, not just do.
と釘を刺されました