ミーティング

本日、2時ごろより我が研究室でミーティングがありました。
一人当たりディスカッション込みで大体1時間ほど話したわけですが、そこで自分もここに書き込んだ内容+それに対するコメントを勘案してできた資料をもとに現在の進捗状況の報告および内容に対するディスカッションを行いました。

アニメーションについて

まず、ここに書いていたような新アニメーション案を発表しましたところ

  1. 逆にわかりづらい気がする
  2. 要は一コマ目の絵がダミーに化ける⇒後々の混乱の元では?

などご指摘を頂きました。

そして、それに関していろいろとディスカッションをした結果、新たなアニメーション案ができあがりました。

新アニメーション案

要点だけを言えば、「ダミーオブジェクトとアニメーションの画像を格納する入れ物をセットにする」ということです。


「散々ダミーモーフを使わないとかいったくせに、結局ダミーモーフを作るんじゃないか」と言われるかもしれませんが、この案のミソは「無意味な」ダミーモーフを作らないという点です。
確かに、ダミーモーフを作るという点においては今までとなんら変わりはありません。しかしながら、今までのダミーモーフが子供たちに受け入れられなかった理由は「作る意味がわからない」という点にあると思います。
そこで、「作る意味がわかりやすい」ダミーモーフならば子供たちにもスムーズに受け入れられるのではないかと考え、この案に至りました。

この案の重要ポイントは以下のとおり
1.ダミーモーフと入れ物がセット
 従来はダミーモーフを作る作業と入れ物を呼び出す作業が別々で、その関連性が希薄でした。そこで、ダミーモーフを呼び出す際、アニメーションに表示する画像の入れ物も同時に生成し、明らかに用途がわかるようにしてしまえばよいと考えました。
2.ダミーモーフと入れ物のシンボル
 たとえば、「映画のプロジェクタ」と「フィルム」のように、それが「アニメーション用のモーフである」ということが一目でわかるようなシンボルを使います。これにより、本来の機能を変えず、外見だけを変更することにより理解しやすくなると考えました。
3.後々の高位概念の説明に移行しやすい
 前もって考えていた案では「アニメーションしているように見える絵は実はその絵が動いているのではなく、入れ物の中のモーフの外見を順次入れ替えているだけ」ということを自動化により誤魔化すことで簡単化していました。しかしながら、この方法に慣れてしまうと後々、データ構造や音波など同様の技術を用いた高度な概念の理解の際に混乱が生じてしまう可能性があります。対して、この手法の場合アニメーションしているように見える絵は「フィルムの絵をプロジェクタに投影しているだけ」ということが暗示されるため、後々の高位概念の理解にもスムーズに進めると考えられます。

以上がこの新手法の重要点です。

あと、今思いついたのですが、どうせプロジェクタに投影するという形をとるなら
移す絵の位置を「センタリング」「右寄り」というようなこともやりやすいような気がします。
従来のアニメーション方法では、アニメーションの絵のサイズがバラバラの場合、不自然な動き方をしてしまい、凝り性の子供の作業の邪魔になるという場面をよく見かけましたので、表示位置の指定ができればこの問題も解決すると思います。


というわけで、旧案に加えこの新案も同時並行で進め、後に評価してよかった方を採用するということになりました。

その他

そのほか、センサーやら三角関数やらベクトルやら、アニメーション以外のものに関してもディスカッションを行いました。結論的には、やはり当面のメインはアニメーションで行くことになりました。